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男性型脱毛症(AGA)発症のメカニズムや予防法について解説します。

AGA(男性型脱毛症)とは

AGAとはAndrogenetic Alopeciaの略で日本語では『男性型脱毛症』と呼ばれています。
元々は男性特有の脱毛症でしたが、最近では女性のAGA(男性型脱毛症)も増加しています。
(一般的に女性の方が症状が軽く、回復の可能性も高いとされています。)

AGA発症のしくみ

AGA(男性型脱毛症)の主たる原因として挙げられるのが男性ホルモンであり、そのメカニズムは次の通りです。
(1)まず、男性ホルモンのテストステロンが毛髪や皮脂腺に存在する『5α-リダクターゼ』という酵素の働きを受ける。
(2)その結果、DHT(デヒドロテストステロン)というホルモンに変換される。
(3)そして、このDHT(デヒドロテストステロン)が脱毛を引き起こす。
ちなみに、DHTはホルモン活性がテストステロンの10〜30倍とされ、
毛乳頭細胞内にある男性ホルモン受容体と結合する事で毛母細胞の機能を低下させてしまいます。
髪の毛は毛母細胞が毛乳頭から栄養を吸収して増殖・分化を繰り返して成長していくため、
DHTにより活性が抑制されてしまうと自ずと発毛・育毛に影響を及ぼすというわけです。
テストステロンは誰もが持っている男性ホルモンであり、その量に大きな個人差はないと言われています。
しかし、5α-リダクターゼの量が多ければ、当然テストステロンとの結合量が増加し、
血中のDHT濃度が高くなりますのでAGAの進行が加速してしまいます。
なお、日本国内で薄毛や脱毛に悩む人は12,00万人〜1300万人にのぼると言われているのですが、その大半がAGA(男性型脱毛症)です。
以前は30〜50代で発症するケースが大半だったのですが、最近になって10代・20代でAGAに悩む人が増えて来ています。

5α-リダクターゼの2つの型

5α-リダクターゼには㈵型と㈼型の2つのタイプがあります。
㈵型は皮脂腺に多く存在し、髪の毛やヒゲ、わき毛など体毛にまんべんなくみられます。
対して㈼型は毛乳頭に存在し、前頭部の髪の毛とヒゲに集中しています。
つまり、側頭部や後頭部には㈵型だけが、前頭部には㈵型・㈼型が存在しているというわけです。
さらに㈼型が欠損している男性にはAGAがみられない事や、㈼型がDHTの60〜70%を発生させている(=㈵型は30〜40%)といった事が最近の研究で明らかになり、この事からAGAに大きな影響を及ぼすのは㈼型であると分かってきました。
DHTを発生させない為には㈵型・㈼型の双方を抑制する必要がありますが、より影響度の高い㈼型を抑える事が特に重要になります。

AGAと遺伝

よく「AGAは遺伝する」と言われますが、正確にはAGA自体が遺伝するわけではなく、5α-リダクターゼの分泌量とDHTの感受性の事を指します。
つまりAGAになりやすい体質が遺伝するという事なのです。
DHTの感受性の高さを決定づける遺伝子はX染色体の中にあるため、理論的には母方から受け継がれるものと考えられます。
しかし現実には多様な要因が絡み合っており必ずしもAGAを発症するわけではありません。

AGAの予防

AGAの発症に結びつきやすいものとしてストレスが挙げられます。
ストレスを受けると筋肉が収縮し毛細血管を圧迫します。
毛細血管が圧迫されると毛乳頭に栄養分が行き渡らなくなるため毛髪が弱り脱毛の原因となります。
また、栄養バランスの悪い食生活や運動不足、睡眠不足等もAGAの原因となります。
特に栄養バランスは加齢とともに重要度が増してきますので、意識して肉類や糖分の多い偏った食生活を改善する必要があります。
中でも髪の毛の材料となる良質なたんぱく質とミネラル(亜鉛・銅など)は毎日摂取しましょう。
たんぱく質は卵や大豆から、ミネラルは海草や野菜、小魚等から摂ると良いでしょう。
また、血行促進の為に十分な睡眠と運動を心掛けて下さい。
睡眠不足は自律神経のバランスが崩れる事で、また、ストレスは毛細血管を収縮させる事で血行を悪くします。
なお、男性ホルモンは完全にコントロールする事は出来ませんが、プロペシア等のフィナステリドの服用により抑制する事は出来ます。

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